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減災相談会(2月度)開催しました


2月5日(日)、6日(月)の二日間、豊田市大林町にある「ちごの口 お葬式相談室・セミナールーム」において、相談会を開催いたしました。

今回は3名のご来場者がありました。



特設コーナーでは「電気の備蓄と補充」を紹介しました。

日ごろ私たちは、コンセントにプラグを差し込むだけで、交流100Vが得られることを前提に生活を過ごしています。 しかし、地震災害が起こった時には、家庭に引き込まれている商用電源は、そこに至る電力網のあちらこちらで断線が起きて停電になったり、電気災害を防止するために電力会社が送電を遮断して停電になったりするのです。 さらに、大元の沿岸部にある火力発電所が被災して稼働不能になったり、再稼働にむけた点検で稼働休止する期間は長期にわたると思われます。太平洋沿岸の発電所がダメージを受けた場合に電力会社間の電源系統で日本海側の発電所からの融通があったとしても、送電線の復旧との兼ね合いで、安定した送電に戻ることは長期にわたって望めないでしょう。 そのようなときに、私たちの家庭ではどのように対処すればよいのでしょうか。

今回は、次の4つの観点で展示・説明を行いました。



  1. 災害時にも欠かせない電気機器

  2. 電気機器に使われる電源

  3. 発電と蓄電・消費

  4. 電気の備蓄も「ローリングストック」で


1.災害時にも欠かせない電気機器

私たちの生活は「電気に支えられている」と言っても過言ではありません。

照明、ラジオ・テレビ、電話、パソコン、炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機など

数えあげると切りがありません。

しかし、これだけの機器を平常時と同じように使うならば、7Kwh程度(箪笥サイズ)

の蓄電池を備えておかなければなりません。また100万円程度の投資も必要です。

だから、割り切りが必要です。

安全な生活を維持するための判断と行動に必要な「明り」と「正しい情報」。

そして、安心な生活を導く「安否情報の相互確認」。

最低限必要な電気機器を、照明、ラジオ・テレビ、電話(携帯電話・スマートフォン)

として紹介しました。(動力、熱源の代替エネルギー確保が課題)



2.電気機器に使われる電源

一般の電気機器:交流100V クルマの中で使用する電気機器:直流12V 乾電池で使用する電気機器:直流1.5V、3V、4,5V、6V・・・ 充電可能電池の充電器:交流100V、直流5V、12V 内臓バッテリーで使用する電気機器の充電:直流5V

地震災害被災地の人たちが「備えておいて良かったもの」として挙げている代表的な

電気機器として「懐中電灯」があります。懐中電灯に装着するのは乾電池。

これは、懐中電灯とあわせて備えておかなければなりません。

一時使うだけであれば「使い切り」で構いませんが、懐中電灯が長期間必要となる事態

では「充電可能な電池」が必需品です。



3.発電と蓄電・消費


商用電源が停電している非常時に「充電可能な電池」を使い続けるためには、何らかの自前発電が必要です。

発電機器と蓄電機器、消費機器とは直接継電できるものと、中間機器を経由しないと継電できないものがあります。今回展示したものを例にして継電系統を示します。




4.電気の備蓄も「ローリングストック」で

一つのバッテリーで言えば、「消費」→「充電」→「備蓄」というサイクルを繰り

返します。

「消費」のフェーズを途切れなく行うには、少なくても3個のバッテリーが必要と

なります。

ガソリンやガスなどの燃料を使わない太陽光発電は、持続的な発電が可能ですが、

天候や日照の具合によって、充電時間は長くなることはあっても短くなることは

ありません。

もちろん、夜間には発電できません。

そこで、バッテリーを1個増やして4個にすることで「電気のローリングストック」

ができるようになります。



今回は、現代社会に生きる私たちにとって欠くことのできない「電気」を取り上げました。 無くしてから分かる「電気」のありがたさを思い、今から備蓄の手を打っておくことで、大規模地震発生時に慌てることなく、心細くなることもなく、家族の生活を維持して復旧に力を注げる市民になれるのではないでしょうか。

さて、平成29年3月度も今回と同じ会場で相談会を開催いたします。皆様お気軽にお立ち寄りください。

また、会場での相談だけではなく、ご連絡いただければ、個別の相談にも応じます。こちらもお気軽にお声がけください。

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