それでは、分類してきた食材をどのように備蓄・補充していくのかをを考えてみましょう。
難しく考えることはありません。
使った分だけ、補充すればよいのです。
なーんだ、そんなことなら説明を聞くまでもなく、普段からやっていることだとお思いになることでしょう。そうなのです。当たり前にやっていることなのです。
しかし、ここであえて説明するのには、三つのポイントを記憶して実践していただきたいからです。
<ポイント1>
封を開けて使い始めた物は備蓄庫から日常の食品棚に移して、買ってきた物を必ず備蓄庫に補充するということです。
『また後日に』と思っていると、買いそびれてしまいます。
<ポイント2>
長期保存出来る物については、計画的に消費することです。
持っているだけで安心してしまって、しまい込んだままにしていると『いつの間にか賞味期限を過ぎてしまっていた』ということになります。
少しぐらいの賞味期限切れは自己責任で消費すればよいですが、その段階でやる気が失せてしまいますね。
<ポイント3>
味に慣れておくためです。
ポイント2の補足説明ですが、保存食の味は、家庭料理の味とは異なっているからです。
子どもやお年寄りは、舌に馴染んだ味を嫌われるようです。
そうだからと言って、それが日常の夕ご飯になると悲しいですが、ときどき家族でハイキングやピクニックに出かけるときの昼食に持っていくには良いですね。お母さんのお弁当作りの手間を省くこともできます。
考え方は分かっても、実際にどうすれば良いか悩まれる方には、ご家族に相応しい対処法をアドバイスさせていただきますので、遠慮なくご相談ください。