前項では、住宅内に安全な空間を確保するポイントを理解するために『家具転倒防止』として 家具の挙動~固定方法の鉄則 を紹介しました。

今回は『ガラス飛散防止』です。
明るくモダンな家づくりに欠かせない「ガラス」ですが、ひとたび破損して飛散すると家族を傷つける凶器になります。また、被災後の行動や活動の妨げになってしまいます。
『ガラス飛散防止フィルム』を上手に貼るにはどうすればよいかを紹介します。

それでは、順を追って説明していきましょう。
(1)身の回りにあるガラス製品と破損防止
(2)ガラス飛散防止フィルム貼りの手順と上手のポイント

(1)身の回りにあるガラス製品と破損防止

ガラス製品は、私たちの生活に欠かせないものです。それらは、輝きであったり、すがすがしさであったり、涼しさや清潔さを感じさせてくれます。
しかし、ひとたび破損すると、その破片は細かくなって飛び散り、私たちを傷つけてしまいます。
だからといって日用食器は固定したり、被覆したりはできません。このようなものは使い終わったら収納することが適切な対応でしょう。
展示装飾品は落下防止の粘着マット(美術館用というものもあります)で飾り棚などに固着させましょう。

さて、家に備わった窓や食器棚、壁に掛けた額縁に使われている板ガラスは、積極的に破損・飛散防止しなければいけません。たとえ割れたとしても、室内に飛散しなかったり、窓枠から崩れ落ちないようになっていれば、生活を維持することが期待できます。
特に窓ガラスの破損・飛散は、ケガにつながるだけでなく、風雨や侵入盗からの防御が弱くなるため、私たちの生命・財産の保全にもかかわってきます。
災害発生後は、ガラスの嵌め替えを頼んでも、ガラス屋さんはやって来れません。

そこで、出番となるのが『ガラス飛散防止フィルム』です。

『ガラス飛散防止フィルム』はホームセンターの防災コーナーで購入することができます。
作業に使う道具類もホームセンターで手に入るものばかりです。
余談ですが、スプレーやガラススクイジー、キッチンペーパーの取り合わせは、年末の大掃除で「窓ガラスクリーニング」にも重宝しますので無駄にはなりません。

それでは、窓ガラスに挑戦!・・・といきたいところですが、窓ガラスサイズの施工には最低2人、できれば3人の人手が必要です。業者さんに任せることもできますが、私はご家族で協力し合ってフィルムを貼っていただくことをお勧めしています。他人が家に入ってくることへの抵抗感もあるでしょう。それ以上に、一緒にわが家の減災対策をすることで、家族の減災意識が高まるのです。

初めてフィルムを貼るという方には、ガラス入りの額縁や壁掛け時計などで練習することをお勧めします。これらのサイズは一人で取り扱えますので、自分のペースで全工程を理解することができるのです。手順が分かったら、2人、3人での共同作業も可能になります。

(2)ガラス飛散防止フィルム貼りの手順と上手の秘訣

それでは、額縁を例にして作業手順(概要)を紹介いたします。

⑫~⑭を2回繰り返す

このようにして、ガラス飛散防止フィルムと保護膜を簡単にはがすことができます。

「ガラス飛散防止フィルム貼り」体験希望 受付け

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お客様とご相談のうえ、体験の場を設定させていただきます。

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ガラス飛散防止フィルム貼りについて紹介いたしましたが、皆さま方のご自宅の間取りやお持ちの家具、また、家族構成は千差万別です。
お困りのことがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。一緒に考えて、施工のお手伝いをさせていただきます。

次項は『食料の買い足し備蓄(ローリングストック)』です。

調理をせずに食べられる「非常食」、お湯を注いだり、少し加熱して食べる「災害食」、いつもと同じ食事が作れる「日常食」など、災害時のいろいろな場面で活用できる食材・食品を切らすことなく、備蓄しておく『ローリングストック』のやり方を紹介します。